ただ愛で在る

被虐待経験から究極の愛を学びました。善悪を超えたあらゆる愛について、気づいたことをありのままに綴ります。

ぜんそくが教えてくれたこと1

自分のことを語るにあたり、ぜんそくを除いては語れません。



私は4年半前、ぜんそくにかかりました。



自覚症状は、断続的な息苦しさと激しい胸の痛み。


毎晩のように悪夢にうなされ、朝になるまで何度も目覚めました。


胸を刺される、胸を銃で撃たれる、胸の上に大岩を乗せられる、恐ろしい者に延々と追いかけられるなどの夢で、目覚めるといつも激しい胸痛と呼吸困難がありました。


胸を押さえてベッドから転がり落ち、うごめきながら痛みが引くまでただ耐えて過ごしました。



昼間の仕事中も異常なほどに息苦しく、少し動いただけで激しい呼吸をしていました。


また胸の真ん中から喉の奥まで、常に重たい石がぎゅうぎゅうに詰まっているような圧迫感がありました。




祖父が生前、心筋梗塞を患っていたこともあり、私はまず心臓疾患を疑って心臓の専門医にかかり、一泊二日の入院をともなう心臓カテーテル検査を受けることにしました。


これは手首の血管から心臓の冠動脈までカテーテルを挿入し、薬剤や造影剤を投与して冠動脈の狭窄などを調べるものです。

私の場合は鼠蹊部の血管から冠動脈までも同時にカテーテルを挿入しペースメーカーを装着しました。


局所麻酔のため、検査中はモニターで血管の様子を確認でき医師とも会話ができます。


「今からお薬を流しますね」
と医師から伝えられた直後、私は激しく咳き込みはじめ、全く止まらなくなってしまいました。


検査台には仰向けになっており、安静にしていなければならないのですが、激しく咳が込み上げて体が跳ね上がりどうにもなりませんでした。




今思えばこの時、薬剤によるぜんそくの発作が起こっていたのです。




気管支喘息患者は、この時投与される造影剤が発作の要因になることがあり、一般患者の10倍の副作用が懸念されるそうです。





ぜんそくについては長くなりますので、これから少しずつ記事を上げていきたいと思います。



重度のぜんそくで苦しむ多くの方が、今の私のように思いきり呼吸できる日が来ることを祈りつつ。